山小屋準備会レポート
軍曹・松近の
山小屋建設候補地レポート



  準備会では現在、山小屋建設に向け、様々な諸問題について下調べを行っております。
  今回は、05I松近氏がわざわざ有給休暇をとって、1日で兵庫県庁、神崎町役場、法務局福崎出張所を駆け回り、山小屋建設候補地の実情を調べてくださいました(多謝)。早速、松近氏から長文のメールをいただいたので、原文のままHPに掲載します。
 
 

山小屋委員の皆様方、ご無沙汰しております。松近で御座います。

本業の多忙も一段落した今日4月9日(月)
かねてから懸案であった
・「笠形山千ヶ峰県立自然公園区域及び公園計画図(一部)」
・「雪彦峰山県立自然公園区域及び公園計画図(一部)」   
の入手等に成功しましたので、取り急ぎご報告致します。

(収穫その1)
「県立自然公園区域及び公園計画図」の一部を入手(県庁・環境政策課)

<収集情報:環境政策課、高橋氏と面談>

1.第一候補地(高坂峠)周辺は、神崎町側が「普通地域」であるが、
  尾根向こうの加美町側は「第3種特別地域」に指定されている。
  なお、第三候補地(雪彦峰山)はほとんどが「特別地域」であり、
  「一般地域」はほとんどない。

2.「普通地域」における条例上の規制は、山小屋建設程度の規模であれば
  ほとんど抵触する項目はないであろう。
  逆に「(第3種)特別地域」にかかると、建物の高さや色、屋根の形状、
  道(歩道及び車道)からの距離等、様々な規制がかかる可能性がある。

3.公園計画図の中に「避難小屋」の位置が記載されているが、これはあくまで、
  「各自然公園を整備・利用していく上で、この辺りに「避難小屋」が必要だろ
う」
  という程度の意味合いであり、「位置が競合する」等の心配は必要ない。

4.「我々の立てる山小屋を公園計画に加えてもらう」あるいは、
  「公園計画にのっとって(公園事業の一環として)山小屋を建てる」
  ということになると、
  「我々OB会の組織自体が公園事業を実施するのにふさわしいか否か」
  といった審査が必要になる可能性がある。

5.いずれにせよ、計画がまとまった時点で一度環境政策課の方まで
  相談されることをお勧めする。

とのことであった。
ちなみに著作権の兼ね合いで、地図の全面コピーはさせてもらえませんでした。
 

(収穫その2)
「第一候補地の土地登記を調査」(神崎町役場、法務局福崎出張所)

<収集情報>

1.神崎町役場に電話。
  第一候補地の地番と地権者がわからないか聞いてみたところ、
  地番:神崎町岩屋662-8(?) 地権者:岩屋生産森林組合(?)
  なる不確定情報を入手した。

2.法務局福崎出張所にて、土地登記を調査(松近、登記所デビュー)。
  ここでお見せできないのが残念ですが、
  思わず古文書かいな?と呟いてしまうほどの「古地図」と「登記簿」、
  そして先の「自然公園区域及び公園計画図」との突合せは難航を極め、
  下のいずれかではないか?というところまでは絞り込めました。

(地番/所有者名(住所)/所有権以外の権利者名(借地権・抵当権の類)/面積(平
米))
  
・岩屋662-6/越知谷財産区(?)/農林省(官行造林契約)/73127
・岩屋662-7/********氏(神崎町越知)/関西電力(電線路設置・保守)/19708
・岩屋662-8/岩屋生産森林組合(神崎町岩屋141)/なし/14859
・岩屋663-5/********氏(中町天田)/なし/12396
・岩屋663-7/********氏(中町天田)/なし/9917
・岩屋663-8/越知谷財産区(?)/神崎町森林組合(立木(植林?))/4795
・岩屋664-1/********氏(中町天田)/なし/51239

(参考)
・岩屋662-9/関西電力/なし/16
・岩屋662-10/関西電力/なし/16
・岩屋662-11/関西電力/なし/16
・岩屋662-12/関西電力/なし/92

上4地番は高坂峠付近を通る送電線の鉄塔用地と思われます。
(現地調査等によって、場所を特定する際の座標点となるかもしれません。)

今日のところはここまででタイムアップでした。
当初水野委員長に話していた計画とは似ても似つきませんでしたが、
とりあえずの報告を終わります。
                                      
 以上
 

こうしてみると、高坂峠地区は私有地と共有地が複雑に入り組んでいるみたいやね。
いずれにせよ、今後は役場・森林組合の方ともコンタクトをとらないといけませんね。
しかし、古文書のような「古地図」と「登記簿」とは、一体どんなもんなんやろ?一度見てみたいわ。



参考(高坂峠周辺の地図)

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